64.終活に関する関心度
これまでに、何度か終活に関するアンケート結果を紹介していますが、今回は、先日の「エンディング産業展」にも出展されていた「鎌倉新書」が調査した、全国40歳以上の独身男女を対象とした「おひとりさまの死生観に関する意識調査」の調査結果を見てみたいと思います。
40歳以上の独身男女444人に調査を行ったところ、以下の様な結果が得られたとのことです。
①40代以上の独身男性の結婚意欲は女性に比べて約2倍
→ 人生後半のライフプランの多様化が表れる
②終活を行う理由1位は「周りに迷惑をかけたくないから」
→ おひとりさまならではの周囲への気遣いが浮き彫りに
③老後や終末期に備え、興味関心のあるもの・既に取り組んでいるものベスト3
→ 「健康の維持」「趣味の充実」「旅行などの思い出作り」
④自身に万が一のことがあったときのために、既に取り組んでいるもの
→ 10項目中9項目において女性が男性を上回り、女性の終活意欲の高さが顕著に表れる
⑤自身に万が一のことがあったときのために、興味関心のあるものベスト3
→ 「身の回りのものの整理」「データの整理」「自分の資産整理」
⑥約5割が「自宅」で終末期を迎えたいと考える
→ 一方で、「考えたことがない」という70代以上も3割
➆100歳以上生きたいおひとりさまは、全体の1割
→ 満足したおひとりさま生活を今後も長期間送りたいとの考え
⑧「生まれ変わってもおひとりさま人生」を望む人が男女ともに5割を上回る
→ おひとりさま生活を来世でも送りたい人が過半数で、現在の生活に満足
ここで、一番興味のあったのは項目④で、内訳は以下の様な数字がでています。
④の既に取り組んでいるものに関しての内訳は以下の様になります。
1)身の回りのものの整理
→ 20.9%(男性:13.1%、女性:28.7%)
2)お墓の生前準備
→ 14.6%(男性:14.6%、女性:17.0%
3)自分の資産整理(相続・信託)
→ 13.7%(男性:10.4%、女性:17.0%)
4)データの整理(パソコンやSNSなど)
→ 10.4%(男性:10.4%、女性:10.3%)
5)自分のかかりつけ病院や終末期に過ごす場所を決める
→ 8.6%(男性: 7.7%、女性: 9.4%)
5)エンディングノートの購入ないし記載
→ 8.1%(男性: 8.1%、女性:10.3%)
全体的に、女性の方が終活に対する準備が出来ている様で、特に、身の回りのものの整理に関しては、女性は男性の2倍以上という結果がでています。
また、個人的には、データの整理(パソコンやSNSなど)の年代層の詳細も見てみたいところです。
エンディングノートに関しては数字が低いのですが、書くのが面倒なのでしょうか? という疑問もあります。
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