68.多様化する葬送についての意識調査
「一般社団法人 全国優良石材店の会」が実施した、お墓に対する意識およびお墓購入の実態を確認する目的で、全国の20歳以上の男女を対象に実施したアンケート調査について紹介します。
予備調査では10,000人、本調査では約4,000人に対して実施した結果です。
調査結果に対しては、3つのポイントが確認されたようです。
1.20代を中心に若年層が「お墓」「家族」を重視している。
20代中心の若年層は、墓石が必要だと考える人が多く、購入の際の検討候補が「一般のお墓」が最も多く52.5%だそうです。なかでも、男女20代30代の内訳は次の通りです。
男性20代: 62.8%、 女性20代: 64.7%
男性30代: 65.5%
2.「お墓派=家族・情操教育重視」vs「樹木装・散骨派=コストメリット追及」歴然とした価値観の違い
3.お墓と新たな葬送タイプ購入者の選択理由、購入前後のイメージギャップ、購入者の特徴が判明
それぞれ、以下の様な結果が出ている様です。
「一般のお墓」:
選択理由は「先祖代々継承しているから」、イメージは「安心できる」、「家族一緒に入れる」という満足。
「一般のお墓(永代供養)」:
選択理由は「継承がいない」
「納骨堂(室内墓地)」:
選択理由は「お墓参りに行きやすい」「時代に合っている」「気軽である」、イメージは「一般のお墓ではないこと」。
「樹木葬」:
選択理由は「管理の必要がない」「費用が安い」「管理費が安い」、イメージは「自然に還る」「明るい」、「家族で一緒に入れない」という不満
「散骨(海洋散骨)」:
選択理由は「故人の意向」、「お墓参りに行けない」という不満
「手元供養」:
選択理由は「故人のことを身近に感じられる」、「一般のお墓ではないこと」という不満
若年層にとって、お墓は家族で一緒に入れることの満足度が高く、お墓参りの頻度が高い意識で、樹木葬はお墓参りの頻度は低く、散骨はお墓参りに行けないという感覚のようです。
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