42.お墓の改葬に掛かる費用

お墓が遠くてお墓参りに中々行けない。先祖代々のお墓だけど継ぐ人がいなくなったり、お寺との付き合いも薄くなってきた。等々の理由で、お墓の引越し(改葬)をする人が多くなってきているようです。

以前、ブログにも書いたように、「お墓の改葬」には、「お墓の引越し」の他に、お墓を継ぐ人がいなくなった事による「墓じまい」があります。
「お墓の改葬」においては、お寺に払う、離檀料や永代使用料の返還等のトラブルや、親族間でのトラブル等が多く発生する事を聞いています。

また、「お墓の改葬」の手順は以前に書きましたが、「お墓の改葬」には以下の費用が掛かると言われており、平均的な目安は300万円前後と言われています。(括弧内は、それぞれの目安の費用になります。)

既存のお墓を処分する費用

・既存のお墓の閉眼法要の費用 (4万~6万円)
・既存の墓石処理の費用 (30万~50万円)
・既存の墓地を返還するため、更地にする費用 (0~数十万円(寺院によって異なる))

新しいお墓に移す費用

・新しい墓地の使用料・管理料・永代使用料 (70万~300万円)
・新しい墓石の建墓費用 (100万~300万円)

・新しい墓地の開眼・納骨法要の費用 (3万~5万円)
・改葬事務手続きの費用 (数百円~千円程度)
・各種手続き等の為の、既存の墓地との往復交通費(10万程度)


「お墓の改葬」の際は、トラブルが無い様に、お寺の住職や親族と十分な話合いを持つ事と、契約等における、墓地経営者または管理者への確認が重要となりそうです。

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