70.デジタル遺品の相続/継承

「日経PC21」の2018年10月号に「デジタル遺品相続トラブル」という特集があります。今は、IT系の雑誌(特にパソコン、スマートフォン関連)にも、デジタル遺品に関して掲載される様になってきました。当然、ドラマ「dele(ディーリー)」の影響は大きいかと思います。

さて、この特集においては、遺族がぶつかるデジタル遺品のトラブルに関して記載されています。
① パスワードが招くトラブル
② 仮想通貨や投資で遺族が破産するトラブル
③ 詐欺被害や情報漏洩によるトラブル

①に関しては、パスワードを遺族がわかるようにしておき、見せても問題ない(遺族に渡したい)ファイルと、見せたくないファイルを普段から仕分けしておく事が大事だと考えます。仕分けの例としては以下が考えられます。

[渡したいファイル]
・遺言
・自分史
・知人の連絡先
・家族の写真
・親族の住所録
・家計簿  など

[見せたくないファイル]
・Webブラウザのお気に入り、閲覧記録
・個人的なメール
・日記、ブログ
・秘密の写真
・趣味のSNS

②に関しては、使用中のサービス名は書き出しておいて遺族がわかるようにしておく事です。可能であれば、相続手続きの可否に関しても確認しておく事をお勧めします。

③に関しては、SNSによる詐欺被害が多く、FacebookやInstagramは「追悼アカウント」にする手段があります。その他に関しては利用規約を読み、継承の可否を確認しておいた方が良いかと思います。

とにかく、いつ何が起こるかわからないので、デジタル関連の終活は大事(必須)となってきています。

 

本サイトをより充実させるために、お手数をお掛けいたしますが、下記の終活アンケートに回答をお願いいたします。(セミナーの開催予告もあります)

アンケート入口

コメントを残す