遺族でもLINEを見られない、デジタル遺品にある「一身専属」の壁

　ある男性から、次のようなメールを受け取ったことがある。「息子が急死しました。我々家族ともよくやり取りしていたLINEを開きたいと思っています。しかし、息子のスマートフォンにロックがかかっていて開けません」。しかし、LINEを開く方法は「ご協力できません」とお伝えするしかなかった。